モラハラ夫から脱出した後でも、モラハラ人間に遭遇することがありました。

結婚生活でモラハラにあうのと同じくらい病みます。それが職場です。職場のモラハラやパワハラで悩んでいる方は多いと思いますが、私が別居してから初めに就職した社長がそうでした。個人経営だったので社長との距離感は近く、毎日人間性を否定されるような言葉を浴びせられます。当然、離職率は高く、従業員数17名に対して私が在籍していた2年半の間に退職して行ったのは11名でした。どうりで求人票の基本給が高いわけだ、、、。そうでもしないと人員不足が解消できないですよね。まずいな、またモラハラ状況に踏み入ってしまった・・・。私が自ら引き寄せているのかしら!?それでも生活が掛かっているので頑張っていましたがだんだん心は蝕まれ、同期は次々辞めていき、ついに退職届を提出するのですが途端に「君はいつも頑張っているじゃないか!成長しているんだから勿体無いよ!」と急に褒めたりして辞めさせてくれない、典型的なブラック会社のパターンでした。

在職期間はすごく長く感じましたが2年半でした。その後、転職したのが今の職場ですが、おかげで年収は100万以上アップし、残業なしで17時には退社。業務も以前に比べるとラクだったので、これでこの金額いただいていいのかしら、とさえ思いました。 

今の職場にもモラハラ・パワハラ人間はいます。ただ、従業員数がかなり多く、部署も多いのでその類の人間とは距離を取るように仕事をしています。極力関わらない。これに徹していますが、たまに言われた一言で何日間か悩んだり、自己否定に陥ったりしますが、そういう自分を客観的にみながら自分自身はHSP、いわゆる「繊細さん」に当てはまる人間なのではと気付きました。

色々調べていくうちに私自身、モラハラにあいやすい気質であり、ターゲットになりやすいんだなと自覚しました。否定されると言い返せない、顔色をうかがう、周りの目が気になる、どう思われているか気になる、など私の性格に一致することが多いです。

だからと言って、キツイ人を何でもかんでもモラハラに仕立て上げるわけではありませんが、相手に向けて使う言葉のチョイスが人格否定だったりするとしんどいですね。人によっては、は!?なんですって!?って言い返せたり、受け流せたり、メンタル強い人もいるので羨ましいなと思います。

そして、モラハラ人間はそういう人には何も言わないものです。ターゲット対象をきちんと嗅ぎ分けているのです。そういった意味では、私のような気質だとモラハラ人間に遭遇しやすいといえるかもしれませんね。

今の職場のおかげで時間的にも経済的にも余裕ができて安定した生活ができていますが、HSPであっても心の余裕を身につけたいなと思うこの頃です。